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本機は、従来の機種をモデルチェンジした最新鋭機で、フリージングにも必要な全ての条件をコントロールします。
アイスクリームの製造量及びオーバーラン、アイスクリーム温度(ダッシャー負荷)をセットするだけで後は全て計器が運転をコントロールします。
圧力充填式の充填機で充填量が変化する原因はミックス流量、オーバーラン、アイスクリームの硬さが変化することにより起こります。これらの変化を下記の要領でコントロールすることにより解消しました。
コントロール方法は全てフュードバック方式を採用することにより設定値と実測値の差を無くしました。
ミックス流量コントロール
ミックス流量を一定に保つ為に電磁流量計でミックス流量を測定し、ミックスポンプの回転数をインバータで制御します。
オーバーランコントロール
供給エヤー流量の測定方法は熱式質量流量計(マスフロー)で測ります。
この流量計の特長は、流量計前後の圧力にも影響されずに正確に測定出来ます。コントロールバルブも内蔵されています。
アイスクリーム温度(ダッシャー負荷)コントロール
アイスクリームの温度はアイスクリームの硬さに比例します。
ダッシャーに加わる負荷をコントロールすることにより、一定の硬さのアイスクリームが製造出来ます。コントロール方法はダッシャーモートルの負荷を測定し、冷媒の蒸発圧(温度)を制御します。
また、温度制御に変更する事により、バイター製品等高い温度の製品にも対応出来ます。
フリージング圧力コントロール
フリージング圧力を一定に保ち均一なアイスクリームを製造します。また、ミックス流量及びエヤー流量も二次圧が安定することにより制御がしやすくなります。コントロール方法はフリージング圧力を測定し、アイスクリームポンプの回転数を変速機で制御します。以上4つの制御方法は全てPID制御され設定値と実測値がデジタル表示されます。また、実測値が設定値を一定の範囲を超えると警報が鳴りランプが表示されます。
便利よく使う為のシステム
アイスクリーム製造量とオーバーランで入力が出来ます。
運転後の変更が容易に出来ます。
運転モードが6つに分かれていて、ボタンを押すだけで各運転が記憶された工程で移行して行きますので、フリーザーの運転技術は全く必要ありません。
安全停止、製造運転、一時停止、製造終了、CIP、ホットガス使用。
オプション
・ダッシャーインバーター付
・プリエカレーター付
ダッシャーの種類は二種類あり、製品の種類及び温度により選出出来ます。
カゴ形ダッシャー
構造は外側がカゴ状に穴があき、中心部に偏芯固定筒があり回転によりアイスクリームがカゴ状の穴より出入りします。スクレッパーは4列あり、シリンダーの内面のかき取りも速やかに行われます。又フリージング時間も長く、エヤーの分散もよく、拌攪効果は抜群です。用途として全固形分の少ないシャーベットとか高温でオーバーランを多く出したいアイスクリーム等に適します。尚、アイスクリームの表面はウエットの状態になります。
筒型ダッシャー
構成は円筒形で、スクレッパーが2列付いております。出来るだけ拌攪による熱ロスを少なくしダッシャーの負荷を軽減します。その分だけアイスクリームが早く冷えます。又、ダッシャー容積が大きい為、フリージング時間も短くなります。用途として、低温アイスクリームの表面はドライな仕上がりになります。
・ポンプシステムは、ミックスポンプでミックスをシリンダー内に流量計で
測定して送り込み、アイスクリームポンプの回転数の変換で
シリンダー内圧力を一定に保ちます。
・オーバラン用のエアーはエアーコンプレッサーで圧入します。
・ポンプの駆動はそれぞれ独立したインバータが付いており変速範囲は
10~60HZ迄可変出来ます。
・ポンプの形状は、ギアーポンプで丈夫に出来ており、異物混入の心配も
ありません。
・充填機直充の送出圧力の高い場合でもポンプランナーが破損する恐れは
ありません。
・洗浄も分解しなくてもCIがP出来る構造になっています。
※ポンプ耐性・・・Max2,0MPa
・シリンダーの材質は純ニッケル製で、熱伝導は抜群です。
・表面は硬質クロームメッキを施し表面硬化をしています。
・冷媒はR22、及びNH3用、及びR404Aがあります。
・構造は満液式で、フロートバルブで液面制御をします。
アイスクリームの温度は蒸発圧力弁で制御されます。
・冷凍を一時停止する場合は、蒸発停止弁を閉じるとシリンダージャケット内の
冷媒がアッキユームレーターに逆流して、速やかに冷凍が止まります。
・運転に必要なバルブは全て電磁弁で運転モードで自動切換が出来ます。